今日は五年前に新都社恋愛漫画企画で不死鳥先生が「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」という
短編作品を描かれた思い出深い日です。読んだ時は圧倒されて文字通り震えたなぁ・・・。
続編では無いので、絶対加速クレッシェンドを読んだ事が無い人でも楽しめます。おすすめ。
http://2010neetshalove.web.fc2.com/spinoff/bonetobewild/bonetobewild.html
最近ほぼ毎日描いている所為か、FAをスムーズに描けている。いつもの1.2倍ぐらい早い。
さて、今日は恒例の村上さんのところの質問と回答で気になったもの。4月17日分です。
物語のインスピレーション
http://www.welluneednt.com/entry/2015/04/17/173400
「ディテールはだいたい自分の力で満たしていきます。取材や調査をしていると、スピードが
鈍るから。物語の本来的なスピードをできるだけ殺さないこと、その力を削がないこと、
それが大事になります。ディテールはあとから書き直せばいいわけですから。」だそうです。
それとねじまき鳥を発表した時に、「リアリティを欠いている。日本の男は昼食に一人で
スパゲティーをつくったりはしない」という批評があったそうです。つまらない目線ですね。
「どうか鋭くあろうと思わないでください」
http://www.welluneednt.com/entry/2015/04/17/173200
『文章を書くときにいちばん必要なのは、おそらく親切心だろうと僕は常々考えています。
相手が読みやすく、わかりやすく、受け入れやすく感じる文章を書くこと。それが大事です。
(中略)そういう「わかりやすい」文章を立体的に組み合わせることによって、できるだけ
深く、奥行きのある総合作品をつくりあげていきたいというのが、僕の基本的な考え方です。
そこにはあるいは結果的に、鋭い文学性や芳醇な香りが生まれてくるかもしれません。
でもひとつひとつの文章自体はできるだけ優しく、そしてシンプルなものでなくてはならない』
別の質問でも仰ってましたね、親切心。僕もできるだけ意識して書かなくっちゃ・・・。
走っているとき、何を考えている?
http://www.welluneednt.com/entry/2015/04/17/113400
僕は走りながらまとまった事を考える事はできないな・・・走るのでいっぱいっぱいで・・・。
翻訳は時代とともに更新されるべきなのか
http://www.welluneednt.com/entry/2015/04/17/113100
『しかし翻訳は時代とともに更新されていく必要があります。なぜなら翻訳は芸術ではないから
です。それは技術であり、芸術を運ぶためのヴィークル=乗り物です。乗り物はより効率的で、
よりわかりやすく、より時代の要請に添ったものでなくてはなりません。(中略)
フィッツジェラルドの某長編小説の旧訳に「フランス大旅行団」という言葉が出てきました。
目の前を「フランス大旅行団」が通り過ぎていく。僕はこの「フランス大旅行団」が何のこと
だかわからなくて原文をあたってみたのですが、なんとこれが「Tour de France」なんですね。
ツール・ド・フランス、もちろん自転車レースです。ツール・ド・フランスの車列が目の前を
通り過ぎていったのです。この翻訳がなされた当時の日本では、ツール・ド・フランスが何かを
知る人はあまりいなかったのでしょう。だから翻訳者は適当に想像して「フランス大旅行団」と
訳してしまった。今ならまずあり得ない間違いです。』ふーむそうなんだ、翻訳。面白いなぁ。
オス猫が脱走しました
http://www.welluneednt.com/entry/2015/04/17/073100
「かなり大きい猫くんなんだ」で和んだ。可愛い。うちのオス猫も脱走して帰ってこなかった。