初めての面接と言える面接は4社目に受けた企業。受けた中では一番大きな企業で、一次試験の
テストと作文がちょっと難しかった。まぁ遠いから正直落ちても良いやと思っていたのだけど、
やる限りはベストを尽くそうと思ってしまう性格が発動して無駄に一生懸命受けた結果、
残念ながら面接に進む事になった。クラスで4、5名が受けたのだけど、僕だけで寂しかった。
(一次試験の時は友人といっしょに会社に赴く事ができたので、楽な気持ちで行けたのだ)
二次試験は集団面接、それに通過したら最終試験として個人面接があるという事だった。
まぁどうせここで落ちるだろうと思ってはいたけど、先述したように受ける限りはベストを
尽くそうと思って臨んだ。10点差がついて負けている試合でもヒットを狙うみたいなつもりで。
その面接がねぇ・・・ぜんぜん答えられませんでした。当然ある程度質問を想定して回答を
用意して行ったのだけど、予想だにしない難しい事をいろいろ聞かれてしどろもどろになった。
たしか五人くらい居たのだけど、他の四人はすらすらとよどみなく答えていてびっくりしたな。
しかも短い内容では無く、一つの質問につき20秒以上は回答していたと思う。すごかった。
僕と違いみんな大学生だったと思うけど、頭の出来が違うのだな・・・と思い知らされた。
僕があまりに答えられないので、最後の方では僕が答えようとしたら面接官が半笑いで
「君も答えるの?」なんて言っていましたからね。これはちょっとショックだったなぁ。
ひとりの帰り道、満員電車に揺られながら、このままでは面接を突破するのは無理だと思った。
その時期はいろいろあって傷つけられていた事もあり、ココロはずっと悲鳴を上げていたけど、
不思議と激しく落ち込む事は無く、とにかくやらねば・・・という気持ちになっていた。
その後二回面接を受ける機会があったのだけど、なぜかこの時のように緊張する事は無かった。
面接ではいつも物凄く緊張して胸がどきどきしていたのだけど、この時がピークだったな。
大きな失敗をした事でふっきれたのだろうか。よくわからないけど、失敗して良かったと思う。
その後の面接では良い感じに面接官とやりとりできて、結果一社から内定をいただけた。
現在は・・・会話でどきどきと緊張する事は無くても、何を言って良いのかわからなくなる事は
たびたびある。面接もそうだけど、おしゃべりは苦手だなぁ。もういい歳なのにな・・・。
学生時代の就活の話はたぶんこれで終わり。という事で今回はここまでです。それではまた。